スペースがあるのに右折車につかえてしまう。そんな運転をしている車が目に付く。
なんで目に付くかといえば、自動車の台数がバンバン増加していて、商業主義の教習所が少子化がためにバンバン下手くそを輩出しているからだろうね。
自分のクルマの車幅が把握できてないなんて愚の骨頂だと思っていたのだが、もはやそんな考えは「時は金なり」が通用したバブル時代が生んだ古めかしい考えなのかもしれない。
しかしこんなゆとりのはびこる時代でも、いちいちブレーキしてたらエコじゃなよとか、適当な屁理屈をつけられる人に、簡単に自分の車の車幅感覚をつかむティップスを書き記してみたい。
右ハンドルにとって当然分かりにくいのが左側がどれだけの間隔が空いているのかということだと思う。ガンガンにベースを響かせた黒塗りの外車で乗っているのもなんだかヤンチャそうな若者だなと思っていたら、なんでもない右折車にひっかかっていた時には本当にガックリした。
新しい車に乗り換えたときには、外側線にギリギリだと思うところまで寄せて走ってみて、助手席から、タイヤと外側線とがどれだけ空いているか教えて貰うといい。10センチ以内だったら満足いくすり抜けができると思う。
20センチ以上だと結構厳しいが、寄せるには簡単なトレーニングとコツがある。
■トレーニング
「走りながら、前の車の左側の空間を意識する。」
大げさに言えば、前の車の左側の隙間に入り込むようなイメージを抱いて運転してみる。
おそらく、左のタイヤか砂をかんで嫌な音がしたりするだろうから、その砂をかむギリギリがどの辺りなのかとか、左タイヤの振動から伝わる情報を手がかりにする練習と、フロントウィンドから見えるクルマの左側を通る線がドアにさえぎられた部分を通って後ろに通っているという状態を把握する練習になる。